先日台湾の病院で保険適用のピルを処方してもらいました。
プライベートな話ですが、月経困難症で高校生からルナベル/フリウェルを服用しています。台湾でも同じような成分のお薬をもらえないか婦人科で聞いたところ、なんと保険が効くもので、成分も近いものを出してくれました。健保が適応されて1シート20元!掛號費と合わせても220元でした、ワーイ! pic.twitter.com/QcRKSdeLrN
— えら🇹🇼 (@eraharari) July 30, 2022
今回は私が台湾でピルをもらうまでの流れを
Twitterよりちょっぴり詳しくシェアしたいと思います。
最初にかかった病院が合わなかった
台湾(台中)のおすすめ婦人科がまったくわからなかったので、まず最初に夫に紹介してもらった病院にかかってみました。
受付にて「ピルは取り扱っていますか」と念のため聞いてみると、
全てではないけどいくつかは取り扱ってます
とのこと。
ですが結果的に、その病院とは考えがあまり合いませんでした。
日本の病院で言われていたことは、ざっくりまとめると
服用方法や注意事項を守って、定期的な検査をして、問題がない限り、とりあえず妊娠を望むまではピルは継続してもらっていいからね、ということ。
ですが、台湾で最初に掛かったその婦人科では、とにかくピルをやめるよう猛烈に勧められました。
初めて言われてびっくり仰天
ピルのメリット・デメリットについても何度も詳しいお話を伺ってきたので、お薬の知識はある程度持ち合わせていますが、なぜやめるように言われているのか「???」状態。
日本のかかりつけ医で検査をして、ピルは継続して問題ないと言われてきたことを伝えても、全く聞き入れてもらえません。
特に検査をするわけでもなく、現在の状態・生活習慣も日本にいたときから大きな変化はなし。
考えが合わないように感じたため、違う病院をあたってみることにしました。
大新婦產科診所に
2軒目に伺ったのは、今回ピルを処方してもらった大新婦產科診所。
台中の南屯區にある病院です。
こちらの病院は、
- 診療内容が豊富(かかりつけにしたいので)
- 職場から徒歩で行ける
- 残業しても寄れるくらい遅い時間まで開いている
等、私の希望がすべて揃っていたので掛かってみることに。
中国語での病院探し、レベルが高すぎる
またYouTube動画(日本語)を観て、
- 病院の施設
- 患者さんへの配慮
- 技術
など、信頼できそうな病院だと強く感じたのも決め手です。
慣れ親しんだ日本語での紹介が安心要素になりました
ピル処方までの流れ
持ち物
- 健保卡
- 服用中のお薬の成分表
服用中のお薬の成分表は、日本のかかりつけ医に
「台湾でも同じようなお薬を出してくれると思うから、(ネットで)英語で成分が書いてあるものを探して持っていくといいよ~」
とアドバイスを受けていたので、先に印刷して持参しました。
必須ではないですが、こちらを持参するとお医者さんも探しやすいと思います。
実際にこちらを持って行ったおかげで、かなりスムーズに診察が進みました♪
①病院に行く・掛號
まず病院に行って「掛號(受付手続き)」をします。
今回事前に、掛號は電話でもできるか聞いてみましたが、「直接来て掛號をお願いします」とのことでした。
受付の人に健康保険証を渡し、掛號費の200元を支払います。
初診なので、問診票を記入します
受診の目的を聞かれ「ピルの処方をお願いしたい」と伝えると、もう一枚別紙(小さめ)を渡されるのでそちらも記入。
「薬のアレルギーはありませんか?」と口頭で聞かれる。
記入が終わると、名前が呼ばれるまで椅子に座って待っているように言われるので待機します。
②診察
名前を呼ばれていよいよ診察室に。
看護師さんが私に聞こえる程度の声で名前を呼んでくださったので、「日本人だとバレて全員に振り向かれる」事態を回避できました。
診察の際は、お医者さんに
- 月経困難症で高校生からピルにお世話になっていること
- 日本では保険の効くお薬を処方してもらっていたこと
- (現在服用している薬の成分を見せ)同じようなものがあればそれを処方してほしいこと
- 現在の状況を踏まえて、避妊の効果も欲しいこと
を伝えました。
「21日飲んで、7日間お休みするやつかな?」
というような薬に関する簡単な質問を受けた後、同じような成分のお薬を探してくれました。
中国語は上手に話せませんが、とても親切にお話を聞こうとしてくれる素敵なお医者さまでした。
YouTube動画から伝わってきた圧倒的な信頼感は間違っていなかった…!
初めに掛かった病院で猛烈にピルをやめるように説得されたため、早めの段階で
「ピル…出してもらえますか…」
と恐る恐る聞きましたが、あっさりYESでした。
こちらの病院でも同じように言われるかと思い、ハラハラしていたので一安心。
③お会計
お会計は掛號費200元と、お薬代がなんと20元(安い!)で、合計220元。
掛號費の200元は先に支払っているのでお薬代の20元を支払います。
この日はついでに子宮頸がん検診(自費)をしたので、500元も別で支払いました。
子宮がん検診自費でも安い!
そして今回処方してもらったのはこちら
ピルはお会計時に渡してもらいました。
まとめ
今回は台湾(台中)で保険の効くピルを処方してもらったお話でした。
- 台湾にも保険の効くピルがある
- 費用は掛號費(200元)とお薬代(20元/1シート)
- 相性の合う病院選びが鍵
日本でもお医者さんや病院との相性は大切ですが、台湾でも病院選び大切だなあと思い知りました。
比較的大きい病院だと、ピルの種類も豊富に揃っていると思うのでおすすめです。
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