日本語教育能力検定試験関係の参考書はたくさん出ているけど、どの教材を使えばいいんだろう?と悩んでいませんか?
私も勉強を始めたときは、どのような教材を揃えるべきかわからず、色々な本を買い漁りました
いろいろ揃えてみたのはいいものの、全く使用しない教材が出てきたのもまた事実。
結局一定の教材だけを使用して独学合格することができました。
そこで本記事では
- 日本語教育能力検定試験の勉強にどの参考書を使うか悩んでいる
- 独学合格した人がどの教材を使っていたのか知りたい!
という人のために、私が実際に試験勉強で使用した教材についてお話します!
試験勉強で使用した教材
実際に試験勉強で使用した教材はこちら!
- 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド(翔泳社)
- 日本語教育能力検定試験 試験問題(凡人社)
- 日本語教育能力検定試験 分野別用語集(翔泳社)
- 合格するための基礎知識(アルク)
- 合格するための記述式問題40(アルク)
- 考えて、解いて、学ぶ 日本語教育の文法(スリーエーネットワーク)
これらの教材について詳しく見ていきましょう!
①日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド(翔泳社)
通称「赤本」と呼ばれている、ヒューマンアカデミー著の完全攻略ガイドです。
「完全攻略ガイド」という名前の通り、日本語教育能力検定試験で問われる知識のほぼ全てが網羅されている参考書です。
500ページ越えのボリュームで「これ全部覚えるの?」って感じですよね…ええ…
ですが、結果的に勉強開始からテスト前日まで使い倒しました。
私が勉強を始めたときは第4版でしたが、途中で5版が出版されたため、両方購入しています。
第4版、5版のどちらもかなりしっかり読み込みましたが、4版に記載のあった日本語教育関係の書籍(『菊と刀』、『甘えの構造』、『タテ社会の人間関係』)の記載が第5版では無くなっていました(もし見落としだったらどなたか教えてください!)。
このような内容の変化があったため、第4版、第5版、どちらも読み込んでよかったと感じています。
誤植がちょこちょこあるため、翔泳社ホームページから確認して訂正する必要があります。
②日本語教育能力検定試験 試験問題(凡人社)
日本語教育能力検定試験を開催しているJEES(公益財団法人日本国際教育支援協会)が凡人社から出している過去問です。
- テストの出題形式を知る
- 時間配分を考える
- 自分の苦手分野を知る
- 過去問から必要な知識を学ぶ・補う
というように、試験を攻略するためにも必携です。
実際の試験では単に知識が問われるだけでなく、様々な知識が組み合わされて問われたり、問題文を読んで考えて答えなければいけないものが多くあります。
過去問を解くことで、今まで学んだ知識を基に答えを導き出す力をつけることが大切です。
③日本語教育能力検定試験 分野別用語集(翔泳社)
ヒューマンアカデミー著の分野別用語集です。
サイズ感がちょうどいい!あのドデカい赤本より断然気軽に見れます。
赤本を見るまでではないけど、ササっと知識を確認したい…というときに重宝しました。
- 湯船に浸かりながら
- 寝る前の時間に
- ゴロゴロしながら
- 電車の中で
A5サイズでかさばらず持ち運びやすく、スキマ時間に覚えたことを確認するのにおススメです。
④合格するための基礎知識(アルク)
アルクの日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識です。
赤本を一通り勉強し、大体頭に知識が入ったかな?と思った頃に1度通して読みました。
試験勉強を始めたばかりの頃に1度読もうとしましたが、全く知識のない状態だと難しく、読むのに時間がかかってしまったのでしばらく放置…
よって、個人的には赤本を勉強し終えた頃に、学んだことを覚えているか、またどの分野が弱いかを確認するために読むのがちょうどよいと思います。
文章も講義を聴いているような感じで堅苦しくなく、毎日少しづつ読んで1週間程度で読破しました。
Kindle Unlimitedだと無料で読めるので、「Unlimitedまだ利用したことないよ~」という方は30日間の無料体験を使って読んでみてもいいかもしれません。
⑤合格するための記述式問題40(アルク)
アルクの日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40です。
1日1~2題と決めて取り組み、記述問題はこの本と赤本、過去問で対策しました。
本書の構成として、講義編と実践編に分かれており、講義編では
- 記述問題をどのように書く(構成する)べきか
- 気を付けることは何か
- 避けるべき書き方
などを詳しく学ぶことができます。
対策を始めた当初(9月頭)は全然書けないどころか「一体何を聞かれているんだ…?」という感じで、もはや案すら出ず撃沈状態でしたが、
本書をやり終えるころには、独学でも
- 何を聞かれているのかわかるようになる
- 400字程度の文章構成を考えることができる
- 約25分程度で書き終えることができる
ところまでもっていくことができました。
全40題ととにかく練習できる量も多く、記述対策には激推しの一冊です。
⑥考えて、解いて、学ぶ 日本語教育の文法(スリーエーネットワーク)
スリーエーネットワークから出版されている考えて、解いて、学ぶ 日本語教育の文法です。
全てを勉強したのではなく、日本語文法で理解できないところがあったときに解いてみるような形で使用しました。
本書の一番のメリットは、細やかな説明が多く、なぜそうなるのかを理解し、問題を解きながら学習を進めていける点です。
日本語文法が大の苦手な私も、この参考書では「なるほど~!」と理解・納得しながら勉強することができました
文法を闇雲に暗記する形式ではないので、日本語学習者にとってもわかりやすいんじゃないかなあ?なんて思ったりしました。
教師側が学習者に説明する際にも役立ちそうだなと感じたので、試験が終わった今でも大切に保管してあります。
特に日本語文法が苦手だよ~!という方には是非使ってみてほしい本です。
過去問は何年分勉強するべき?
実際に日本語教育能力検定試験の過去問を解いてみて、最低3年分、できれば5年分練習するのがおすすめです。
以下の記事でその理由について詳しく解説しています。
まとめ
本記事ではわたしが日本語教育能力検定試験に合格するために実際に使用した教科書・参考書を紹介しました。
- 試験勉強で使用した教科書
- 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド(翔泳社)
- 日本語教育能力検定試験 試験問題(凡人社)
- 日本語教育能力検定試験 分野別用語集(翔泳社)
- 合格するための基礎知識(アルク)
- 合格するための記述式問題40(アルク)
- 考えて、解いて、学ぶ 日本語教育の文法(スリーエーネットワーク)
あなたの教材探しの道しるべになれば嬉しいです!
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